児島湾開墾第七区第二号樋門
旭川ダム
湯原ダム
河本(こうもと)ダム
鳴滝ダム
高瀬川ダム
黒木ダム
岡山県庁舎(本館)
岡山県天神山文化プラザ
林原美術館
津山文化センター
岡山県立美術館
岡山市立オリエント美術館
倉敷市立美術館
岡山市民会館
倉敷国際ホテル
倉敷アイビースクエア
倉敷市庁舎
岡山高島屋ビル
今橋、中橋
高梁川東西用水の酒津(さかづ)取水樋門と南・北配水樋門
大正樋、末崎(すえざき)樋門
霞(かすみ)橋側道橋、川辺(かわべ)橋
旧野﨑浜(のざきはま)灯明台(とうみょうだい)
服部(はっとり)樋門
井風呂谷(いぶろだに)川砂防堰提(えんてい)群
水内(みのち)橋
倉敷市立美術館
倉敷国際ホテル
倉敷アイビースクエア
倉敷市庁舎
大原美術館(本館)
旧奨農土地株式会社本社事務所(現、喫茶エル・グレコ)
岡山県庁舎(本館)
岡山県天神山文化プラザ
林原美術館
Junko Fukutake Hall:岡山大学J Hall
Junko Fukutake Terrace :岡山大学J Terrace
岡山シンフォニービル
岡山県生涯学習センター
奈義町現代美術館
津山文化センター
岡山西警察署
グラスハウス(グリーンヒルズ津山)
おかやま信用金庫内山下スクエア
朝日新聞社岡山総局
高梁市成羽美術館
環太平洋大学
岡山県立美術館
岡山市立オリエント美術館
倉敷市立美術館
岡山市民会館
倉敷国際ホテル
倉敷アイビースクエア
倉敷市庁舎
大原美術館(本館)
旧奨農土地株式会社本社事務所(現、喫茶エル・グレコ)
岡山県牛窓ヨットハーバークラブハウス
吉備中央町立吉備高原小学校
ノートルダム清心女子大学(ノートルダムホール本館・東棟)
旧日本銀行岡山支店・ルネスホール
犬島「家プロジェクト」
犬島精錬所美術館
岡山高島屋ビル
~コンクリートによる縄文的表現と作者が言う構造と空間~
<建築家>丹下健三
倉敷市立美術館は、1960年、丹下健三氏の設計により、倉敷市庁舎本館として建てられました。白壁となまこ壁が続く家並みと倉敷川沿いの柳並木、大原美術館という「倉敷」のイメージに対して、新しいシンボルとなる建築物が望まれていました。丹下氏は、「倉敷市の伝統と近代的発展にふさわしい、しかも市民のよりどころになるにふさわしい建築をと思って設計した」とコメントを残しています。
この建物の主構造は、現場打ちのコンクリートによるラーメン構造で、副構造として、プレキャスト・コンクリートを用いています。注目すべきは、建物の南北方向に高さ約2mの梁が約20mのスパンで架け渡されているという点です。それを支える柱は太く、壁は厚く、それらが打放しのコンクリートによってむき出しでつくられているため、大きな迫力を与えています。丹下氏は「東京都庁舎を日本の弥生的伝統の鉄による表現とすれば、香川県庁舎と倉吉市庁舎は、コンクリートによる弥生から縄文への過渡期のものであり、この倉敷市庁舎は縄文的表現といえるかもしれない。」と記してます。また、南北いずれからでも入ることができるエントランスホールに、高さ10mを越える吹抜空間がつくられ、今でもこの建物の見どころのひとつとなっています。
建築後、合併による新市庁舎建設の動きと郷土出身の日本画家・池田遙邨氏から倉敷市への作品寄贈が契機となり、現在の市立美術館として転用されることになりました。改修設計を担当した倉敷市出身の建築家、浦辺鎮太郎氏は、可能な限り丹下建築の特徴を残しながら美術館としての機能をもたせたと言っています。こうして旧倉敷市庁舎は「現代の校倉造り」と呼ばれた外観をほとんど損なうことなく、美術館として再出発したのです。