おかやまの歴史的土木・近現代建築資産

    文字の大きさ

マーク歴史的土木・近現代建築資産一覧

地域から選ぶ

岡山県簡易地図

旧野﨑浜(のざきはま)灯明台(とうみょうだい)

年代:  地域:  分野: 水運関係

見どころ

灯明台は、寺社の参詣(さんけい)路や浜の船着き場に設置された灯籠(とうろう)のことです。この灯明台は浜の中を流れる河口の一角にあり、塩釜明神の御神灯として、また、浜へ出入りする船の夜間照明のための灯台として、文久3年に建てられたものです。この浜は野﨑武左衛門(ぶざえもん)が経営した塩田の東端にあたり、塩を積み出す船着き場にもなっていました。
灯明台は木造の建物で高さ約10mです。屋根は瓦葺(ぶ)きで、その下の窓のある部屋に灯りをともします。さらにその下にはスカートのような袴(はかま)腰が付けられており、堅い花崗岩で造られた基壇の上に載っています。
灯台といえば白い円柱形の西洋式のものを思い浮かべますが、それ以前の日本の灯台はこのような形をしていました。木造の灯明台が残っている例は全国的にも少なく、倉敷市の重要文化財に指定されています。 出典:「あなたの街の近代化遺産ガイドブック」岡山県教育委員会

この浜は塩を積み出す船着き場になっていて、浜へ出入りする船の夜間照明のための灯台として、文久3年に建てられたんだよ。
 

ご案内

旧名称
文化財登録
市指定文化財
建造年代
文久3(1863)年
所在地
倉敷市児島味野
近隣の観光地