倉安川は倉田新田を開発するときに開かれた水路です。吉井川から旭川まで、約20kmもの水路でつながれました。
倉安川には2つの役目がありました。
①農業用水路として倉田新田と沖新田への用水を供給しました。
②岡山の城下町へ高瀬舟(たかせぶね)を使って荷物を運んだりするための運河として使われていました。
吉井川と倉安川の間に設置されたこの水門は、農業用水の取水口として、さらに閘門(こうもん)という施設を取り入れた船の出入口として使われてきました。
石垣は花崗岩(かこうがん)で、とても頑丈に築かれており、300年以上もの間、修理をしながらも当時のままの姿を残しています。 出典:岡山県農林水産部