出雲(いずも)街道と伯耆(ほうき)往来との交差点である久世(くせ)の町で、備前往来の起点として、明治9(1876)年に旭川に架けられたのが中川橋です。旧橋が流失した後、昭和5年に新設された現橋は、橋長約134mを11連で構成するうち、9連は鉄筋コンクリート桁(けた)ですが、2連にプレートガーダーという鉄の橋が架けられました。室戸(むろと)台風の洪水後、昭和12年には、13連に延長されています。 出典:「あなたの街の近代化遺産ガイドブック」岡山県教育委員会