~岡山のランドマークは一流のコンサートホール~
<建築家>芦原義信
岡山駅から後楽園に向かって伸びる大通りの先に一際目立つ円筒形の藤色の建築物が岡山シンフォニービルです。
新幹線の車窓からもよく見えるこの建築物は、県立美術館や岡山市立オリエント美術館、岡山市民会館等がある文化・芸術ゾーンに位置しており、市街地再開発事業の計画に盛り込む形で岡山の文化創造の中核施設として整備されました。
メインの施設はコンサートホールであり、ウィーンフィルやベルリンフィルといった世界に名だたるオーケストラによるコンサートも開催される、一流のコンサートホールです。音響は特に重視されており、反響板以外にも可動幕によって、演奏内容や人数による音の響きを調整できるようになっており、模型やコンピューターシミュレーションによる検討が重ねられています。
音響性能に劣ず内部の造りも豪華で、建物中央の3層吹き抜けのガレリアや円筒外周部に丸くゆったりとしたホワイエを計画し、海外の有名オーケストラのコンサートの会場にふさわしい空間となっています。
岡山屈指のコンサートホールを体感してみてはいかがでしょうか?